posted by 鷹野 凌
「月刊群雛 (GunSu) 2014年02月号」には、塩澤源太さんの既刊「花壇のアトリエ(センチメンタル)」のサンプルが掲載されています。これはどんな作品なんでしょうか? インタビューの一部を公開します。
◆公式サイト:「Genta Shiozawa 塩澤源太のウェブサイト」
http://www.gentashiozawa.com/
この作品の内容を簡単に紹介して下さい
この短編は「センチメンタル(短編集)」に掲載されている一編です。女子大生の主人公と、彼女の小学校時代に憧れていた女の先生が登場します。庭と家という狭い空間で、二人の女性の傷が癒されていく様を描いています。サンプルでは、庭の描写と、小学校時代の先生についての印象だけで終わってしまい残念です。このあと物語は、二人の女性がどのような悩みを抱え、如何にして共有していくかという本題に入っていきます。過去に少なからず傷を負っていて、今も心のどこかでくすぶっている方がいましたら、ぜひ続きも読んでみてください。ほんの少しだけ、心が癒されるかもしれません。
この作品を書いたきっかけを教えて下さい
私もそろそろ四十歳になりますが、同世代の友人たち、特に女性たちと交流していると、様々な思いを抱いていることが分かります。それは幼い頃の思い出であったり、歳を重ねるにつれ抱く悩みでもあったりします。私はそれらについてとても興味深く思い、作品として描こうとしたのがきっかけです。また、この短編以外に「センチメンタル(短編集)」に掲載されている三編も、同じようなきっかけで執筆しました。作品毎に主人公の年齢や状況が異なりますが、どれも女性一人称で、登場人物の思い出が主題になっています。
「センチメンタル(短編集)」のテーマ曲を制作中の、塩澤源太さんの既刊サンプルが掲載されている「月刊群雛 (GunSu) 2014年02月号」は、好評発売中です。
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