「月刊群雛 (GunSu) ~インディーズ作家を応援するマガジン~」の編集・制作・デザインを手伝いたい場合のレギュレーションです。共通レギュレーションはこちらをご確認下さい。
手伝って欲しいこと
- 著者インタビューと新作枠作品の校正および「BCCKS」での最終確認
(以下、「編集者」) - 表1・表4・背表紙・総扉のデザイン
(以下、「デザイナー」) - 「BCCKS」へのデータ流し込み
(以下、「制作者」)
希望者が現れなかった場合は、編集・制作・デザインのすべてを鷹野が担当します。
手伝いたい場合はどうすればいい?
日本独立作家同盟への参加(自己紹介投稿もお願いします)と「BCCKS」への登録を済ませた上で、掲載作品募集イベントにコメントで「編集者やります」「デザイナーやります」「制作者やります」などと名乗り出て下さい。
収益配分対象は編集者2名、デザイナー1名、制作者1名の、最大で合計4名までとします。名乗りを上げた順(つまり早い者勝ち)です。編集者に限り、無償で構わない場合は3名以上でも受け付けます。
申し訳ありませんが、要経験です。編集者であれば、例えば「記者ハンドブック」や「日本語表記ルールブック」を読んで理解していること。デザイナーであれば、"デザイナー" として自らの名前がクレジットが表示されている作品等を提示できること。制作者であれば、BCCKSで何点か本を作った経験があること。とします。
掲載作品募集イベントで鷹野から名指しで「手伝って下さい」と言われたら、allianceindependentauthors.jp@gmail.com に同盟に参加しているGoogle+アカウントのGmailアドレス でメールを1通送って下さい(※手伝いが初めての場合のみ)。
Googleドライブで、工程管理表を共有します。
編集者の役割
著者インタビュー(全員)と、新作枠作品の校正、「BCCKS」での最終確認、編集後記(最大で400文字程度)をお願いすることになります。既刊サンプルは、基本的に触りません。
原稿の入稿締め切りは発売10日前に設定していますが、入稿順=掲載順というルールになっているので、わりと皆さん入稿は早いです。また、締め切りに間に合わなかった場合は載せないというルールにしていますし、穴埋めを用意する必要もないので、原稿請求などは必要ありません。
できるだけ個別のレギュレーションも把握しておいて下さい。
Googleドライブでの校正・確認
まず鷹野は、入稿された原稿をGoogleドライブに載せ、テキスト原稿は表記ルールに基づき整えます。鷹野の手が回らない場合は、ここもお願いする場合があります。
原稿は、[閲覧者(コメント可)]の権限で編集者に共有します。編集者は、「てにをは」や誤字・脱字、意味が分かりづらい点など、修正すべきであろうと判断した部分に、コメントで具体的な修正案を入れて下さい。また、念のため、文章の一部を何ヶ所かGoogleで検索(イラスト・漫画・写真の場合は画像検索)し、盗用ではないことを確認して下さい。チェックが終わったら、メールで鷹野に連絡して下さい。
鷹野は、チェック済み原稿を、[閲覧者(コメント可)]の権限で著者に共有します。著者は修正案に対する可否を、コメントします。可否に基づき、鷹野が原稿に手を入れ完成原稿にします。
鷹野から依頼された校正がひと通り終わったら、編集後記(最大400字程度)を書いて鷹野に入稿して下さい。
「BCCKS」での最終確認
制作者(いない場合は鷹野)は、完成原稿を順次BCCKSに流し込んでいきます。全ての流し込みが完了した段階で、非公開設定のまま[保存・発行]と[紙本作成]をし、EPUBと確認用PDFがダウンロードできる状態にします。
制作作業が終わった段階でGmailアドレスに「BCCKS」で「共有編集リクエスト(閲覧権限)」を送ります(操作方法などは別記事 "「BCCKS」で行う「月刊群雛 (GunSu)」の発売前最終確認工程について" で図説してあります)。BCCKSのデータ本、確認用PDF、EPUBの3つの全体をチェックをして下さい(著者の方は、自分のパートだけで構わないと伝えてあります)。
EPUBは、リフロー形式のEPUBそのものの仕様や、BCCKSからのEPUB出力仕様によって、BCCKSのデータ本・確認用PDFとかなりレイアウトが変わります。ただ、さまざまなビューワでの表示確認をしている余裕はないため、チェックするのはiBooksとKindle関連(Kindle Previewerを使うのがいいでしょう)だけで構いません。
デザイナーの役割
表1・表4・背表紙のデザインと、編集後記(最大で400文字程度)をお願いします。まず"表紙画像(イラスト・写真)を掲載したい場合のレギュレーション" をご確認下さい。Gmailアドレスに、ロゴ、参加者名、タイトル一覧を随時送ります。
作家名表記と作品タイトルは、参加者募集イベントで申し出るように伝えてありますが、新作枠の場合は締め切りまで作品名が分からない可能性があります。また、表紙画像(イラスト・写真)の締め切りは発売日の10日前なので、本格的にデザインをお願いするのはその後ということになります。
レギュレーションにもある通り、表紙イラストまたは写真のテーマは「季節感」と「群れる雛」ですが、これはそれほど強い縛りではありません。時には全く関係ない内容でも構わないということにしてあります。だから、どんな画像になるかは、入稿まで分かりません。イラストの場合は「線画の段階で一度見せて下さい」とお願いしてあるので、届いた時点で共有します。
デザインおよび編集後記の締め切りは、発売4日前の金曜日中ということでお願いします。
表1
表1には表紙画像(イラスト・写真)、書籍名称、ロゴ(同盟・群雛)、号数、作品タイトル、参加者全員の名前を入れます。書籍名称、ロゴ、号数は上部に配置し、左右どちらにするかは、表紙画像次第とします。作品タイトルと参加者名は、下部に配置します。氏名のあいだは半角スペースを入れます。
表紙画像は10インチサイズの比率で縦2912×横2236ピクセルという指定をしていますが、もし比率が合わない画像が入稿された場合はトリミング加工して下さい。印刷用にも用いるため、データは600dpiで作成します(電子版用の画像はBCCKSが自動的にリサイズします)。
表4
表4には表紙画像(イラスト・写真)、作品タイトル+参加者全員の名前、書籍名称、ロゴ、号数を入れます。サイズは表1と同じです。作品タイトル+参加者全員の名前は上部に配置します(掲載順)。氏名のあいだは半角スペースを入れます。書籍名称、ロゴ、号数は下部に配置します。左下には、BCCKSのQRコードが自動で入りますので、開けておいて下さい。表紙画像がイラストの場合は創刊号と同様に線画を、写真の場合はモノクロ加工をしても構いませんが、やる場合は別途作家に打診します。
背表紙
背表紙には、書籍名称、ロゴ、号数を入れます。サイズは縦2912×横289ピクセルです(ページ数が161~320ページの場合)。
総扉
総扉には、書籍名称、ロゴ、号数、参加者全員の名前を入れます。サイズは表1・表4とは異なり、縦2912×横2192(横が少し短い)になります。表紙画像(イラスト・写真)は入れません。氏名のあいだは半角スペースを入れます。基本的に著者名と号数を変えるだけなので、新たにデザインしていただく必要はありません。
その他
どのフォントを使用するかは、デザイナーの方にお任せします。ちなみに創刊号では、「HGS平成明朝体W9」を使いました。
納品はJPEGとPSDまたはAI(使用したフォントを鷹野が持っていない可能性があるのでアウトライン化して下さい)でお願いします。
制作作業が終わった段階でGmailアドレスに「BCCKS」で「共有編集リクエスト(閲覧権限)」を送ります。確認するのは、自分が担当した表まわりだけで構いません。
制作者の役割
BCCKSでのデータ作成をお願いします。完成原稿、完成データを、所定のページ・パネルへ流し込みをする作業です。かなり重要な工程なので、BCCKSでの制作経験があり、鷹野と面識がある方に限定させて頂きます。正直、代替で作業するのはかなり難しいと思います。
BCCKSの[共有編集]で、[編集可]権限の招待をします。[本の設定][公開設定]は[非公開]のまま作業していただく形になります。
表1・表4・背表紙は、画像だけを配置し、あとのパネルは全て非表示とします。テクスチャも使いません。
表2は、非表示とします。
総扉は、画像パネルXLだけを配置し、あとのパネルは全て非表示とします。
目次は、[大見出しまで]で自動生成したのち、手作業で作家名を入れます。タイトルとのあいだは全角スペースを入れ、氏名のあいだは開けません。
各作品の前には章扉ページを入れます。一番上に余白パネル[白頁挿入]を入れ、見出しパネルLでタイトル(目次に反映されます)、見出しパネルMで作家名、本文パネル通常でジャンル(例えば「〈小説〉」などと表記します)と、既刊サンプルの場合は1行空行を入れて、販売ストア名とURLを記載します。
作品は、標準S_Lページを使います。先頭に見出しパネルMでタイトル、章の見出しがある場合は見出しパネルSを使います。本文は通常(字下げは使わない)で、引用がある場合はその部分だけ[引用]にします。作品中で章や節の切れ目がある場合、余白パネル[改頁]を使います。
イラスト、漫画、写真の場合は、画像パネルXLを用います。見開き指定がある場合は、余白パネル[見開改頁]を入れます。画像パネルのキャプションは、EPUB出力にうまく対応していないので使いません。
既刊サンプルの場合は、本文の下に余白パネル[改頁]を入れて、見出しパネルSで「サンプルはここまでです」、本文パネル通常で「続きを読みたい場合は、××ストアにてご購入ください」+改行してURL、画像パネルXSで書影を入れます。
インタビューは、原則として標準S_Mページを使います。ただし、全体のページ数調整をするため、標準S_Sや標準S_Lに切り替える可能性があります。先頭に見出しパネルMで「××さんへのインタビュー」、質問は見出しパネルS、回答は本文パネル標準を使います。
最後に「日本独立作家同盟について」などのページや「編集後記」が入ります。紙本のレイアウトでなるべく最後に白紙が連続しないように調整(48,64,96,128,160,192,224,256,288,320ページに合わせる)をする可能性があります。数ページのことであれば、改ページを入れる・削る、レイアウトを変えることで調整できます。
収益配分について
編集・制作・デザインへの配分合計から、原則として1人あたり20%を配分します。印税全体からすると、新作(表紙含む)が9作品の場合で2%(10%×20%)、8作品の場合で3%(12%×20%端数切り上げ)、7作品の場合で3%(16%×20%端数切り捨て)、6作品の場合で3%(16%×20%端数切り捨て)、5作品の場合で4%(20%×20%)、4作品の場合で4%(20%×20%)です。ただし、たくさん手伝ってもらったと鷹野が判断した場合は、多めに配分させてもらいます。
共通レギュレーションにも書きましたが、仮に新作枠9人で100部売れた場合でも、販売店での売上は80,000円(税別)ですが、印税額合計が28,000円として、編集への配分が10%で2,800円、そこからさらに20%なので1人あたり560円ということになります。
レベニューシェア(成果報酬)なので、もちろんたくさん売れるほど額は大きくなりますが、この程度の規模感だということはあらかじめご了承いただいた上でご参加下さい。無償でも構わない場合は、あらかじめお申し出ください。
いろんな場合を想定してレギュレーションを設定していますが、それでも想定外のことは出てくると思います。もちろん相談には乗りますし、こちらからの相談もさせていただきますが、最終的には鷹野に一任下さい。