posted by 鷹野 凌
『月刊群雛 (GunSu) 2014年06月号』には、竹島八百富さんの新作小説『時間はある』が掲載されています。これはどんな作品なんでしょうか? インタビューの一部を公開します。
──妄想はプライスレス
『時間はある』
まず簡単に自己紹介をお願いします
竹島八百富(たけしま・やおとみ)と申します。
著者名を複数使い分けながら、現在Kindleストア等にて二十冊ほど出版しております。書く仕事を主体にしながらも、中高生を相手にする仕事も兼ねております。〈竹島八百富〉名義で出版している作品は、中高生などの若者に向けた作品のつもりです。現代の中高生のあまりの読書量の少なさに悲観しており、自分の作品で少しでも読書というものに興味を持ってくれたら嬉しい限りです。そして、彼ら彼女らに馴染み深いスマホやタブレットなどで読書ができるとなれば、もっと興味を抱いてくれるのではないでしょうか。そんな思いで作品を書いております。
短編を書くことが多いのですが、読者が「えっ? ここで終わるの?」、「この後は?」と思うような、読書後の消化の悪さ、後味の悪さみたいなものを好んで書きたいと思っております。短編においては、登場人物を生かすも殺すも読者次第…これがある意味、読者参加の読書かな? なんて思っております。
◆Twitter:
https://twitter.com/JUKU_KIDS
◆ブログ:『小説のネタは、ここ、あそこ…奇妙な物語を書いてます。』
http://blog.goo.ne.jp/smart-juku
◆代表作:『波長』(オカルト)Kindleストアで配信中。
この作品の内容を簡単に紹介して下さい
負け組と自負する一人のOLがロトで高額当選! そこから彼女の生活は一変するのだが…。
秋田絵里は、先輩からロトを買わないかと勧められる。初めは乗り気ではなかった絵里は、あまりに簡単に買えてしまう毎日のロトにハマってしまう。
そんなある日、絵里は高額当選をするのだが…。
この作品を書いたきっかけを教えて下さい
宝くじに当たったら、何しよっかなぁ~、という単なる妄想からです。
ロトの番号…あの数字を塗れば当たってた! なんてありますよね。鉛筆の芯が人生を大きく変えることもあるんだなぁって思いついたことを作品に広げました。
短編ですので、ほぼ半日で書き終えましたが、背景や人物を細かく設定していないので、読者様の想像力をお借りして、自分好みの背景、人物を描いて欲しいです。ま、これが短編のいいところでもありますが…。
竹島八百富さんの新作が掲載されている『月刊群雛 (GunSu) 2014年06月号』は、好評発売中です