『月刊群雛 (GunSu) 2014年11月号』には、婆雨まうさんの小説『サラリーマン・エレジー』のサンプルが掲載されています。これはどんな作品なんでしょうか? インタビューをご覧ください。
── まず簡単に自己紹介をお願いします。
婆雨まう。ばうまうと読みます。神奈川県出身。
ハラハラドキドキ。まさに予測不能。大人のエンタメ系、マンガ小説を書いています。
鬼才、婆雨まうがあなたの価値観を根底からひっくり返します。
グアム、サイパンで暮らしたことがあります。元転勤族の引越しマニア。
カオスな世界を心ゆくまでご堪能ください。
◆公式ブログ:『ブログ婆雨まう~ぶんぶく茶釜』
http://blog.livedoor.jp/bawmau/
◆Twitter:
https://twitter.com/bawmau/
── この作品の内容を簡単に紹介して下さい。
やせぎすで、出っ歯。エロ、デバガメ師。悪質商法に身を染める吉田。
黒のボンテージをこよなく愛す、細身長身の女性。SMクラブの女王様はるみ。そのしもべ、ガルシア。
深夜キャバクラのアルバイトに精を出す、ガンバ少女。不動産営業事務の吉川直美。
不動産業で働く、デブチンで、お相撲さん高見盛に似た健太、通称ごっつあんの4人が繰り広げる、サラリーマン哀愁悲話。
ストリップ。ソープランド。キャバクラ。悪質商法。
お話は裾野を広げ、やがて悲しいクライマックスを迎えます。
全サラリーマンに告ぐ、営業マン必読の書。
── この作品を書いたきっかけを教えて下さい。
不動産の仲介業をしていた時期が長いので、ぜひ不動産業の裏側、サラリーマン生活の日常を描いてみたいと思い、筆を執りました。
── この作品の執筆にはどれくらい時間がかかりましたか?
だいたい1作仕上げるのに、4カ月を要しています。なにもしない、ぼーっとしてる期間もかなりありますので、実質2カ月くらいでしょうか?
命を削って小説を書いているようなところがありますので、しばらく筆休みしたいなと毎回書き上がるたび、思っています。
── この作品を書くにあたって影響を受けた作家や作品を教えて下さい。
この作品とは作風が違いますが、片岡義男(かたおか・よしお)さんの『彼女が風に吹かれた場合』。森瑤子(もり・ようこ)さんの、『熱情』、『アイランド』みたいな本が書きたいなと思っています。
シドニー・シェルダンさんが理想で、憧れです。
── 注目している作家がいたら教えてください。
川口祐海(かわぐち・ゆかい)さん。まだ『リョウオモフィン』と『キョージ&マーディ ブラッド・リレーション』の2冊しか読んだことないですけど、おもしろかった。『ニュー・ワールズ・エンド』は、ダウンロードのみで、次の楽しみに取ってあります。目指すものが似ているような気がしました(わたしだけが思っているのですが)。
── 今後の活動予定を教えてください。
4~5カ月に1冊のペースで、本を出版予定です。次は、エッセイを執筆予定です。それから2冊、書くものが決まっています。1冊はかなり煮詰まっていて、もう1冊は旅行。取材後、執筆予定。短編集も近々出版予定です。
婆雨まうさんの既刊サンプルが掲載されている『月刊群雛 (GunSu) 2014年11月号』は、下記のリンク先からお求め下さい。