翻訳・創作用ツール『異世界構築質問リスト4』が『月刊群雛 (GunSu) 2014年12月号』に掲載! ── 神楽坂らせんさんへのインタビュー

2014年11月20日

[作品情報&著者情報] 月刊群雛 神楽坂らせん


月刊群雛 2014年12月号表紙

『月刊群雛 (GunSu) 2014年12月号』には、神楽坂らせんさんの新作翻訳・創作用ツール『異世界構築質問リスト4』が掲載されています。これはどんな作品なんでしょうか? インタビューをご覧ください。





── まず簡単に自己紹介をお願いします。


 名前:神楽坂らせん / (ふりがな)かぐらざか・らせん
https://plus.google.com/105106999084079383977/
 Google+の『本が好き』コミュニティの管理人をしています。同コミュニティの紹介文を集めた『らせんの本棚』をKindleストアで販売しています。先日第二集も発売開始したほか、yWriterという小説向けのエディタソフトのガイドブックも電子書籍として販売しています。ご興味ありましたら立ち読みでもどうぞ♪
 自画像は仲良しのGoogle+ユーザ、樫津りんご(かしづ・りんご)さんに描いてもらいました。


── この作品の内容を簡単に紹介して下さい。


 アメリカのSFWA(サイエンス・フィクション&ファンタジー著者協会)に所属されている Patricia C. Wrede 氏が書かれた、ファンタジー世界を構築するときに考えておくと良い質問集の和訳版その4です。
 全文は膨大な質問数のため、全5回に分けて『月刊群雛』で連載させてもらっています。当初は連載の予定ではなかったこととちょっとしたミス等の事情が重なり、毎回タイトルが微妙に変わっていますがご了承ください。
 今回は第4回目、「商業、貿易、公的生活」に関する質問リストをお届けいたします。
 ビジネスや生活全般に関わる、もろもろ、いろいろ、です。いつも常識的に普通に素通りしてしまっている雑多な事が、もし異世界ならこれってどうなっちゃうのでしょう? という疑問がリストアップされています。
 先月に続き、SFやファンタジーの背景を強化するのに有効だと思います。作品のリアリティを引き上げたい書き手の皆さんには是非読んでみて質問に答えてみていただければと思います。
 全訳は最終的にWeb公開する予定ですが、まずは『月刊群雛』を引き続きご覧いただければと思います。
 最後に、私の拙い英語力を信頼して和訳を快諾いただいた著者の Patricia C. Wrede さん、疲れを知らない機械翻訳のGoogle先生にWeblio翻訳、エキサイト翻訳のみなさん、誤字脱字誤訳チェックを怒涛の勢いで行ってくださった『月刊群雛』校正チームの皆さん(特に竹元かつみ様! もう足を向けて眠れません)に大いなる感謝を贈らせていただきます。
 日本語訳のわけわからなさはすべて私の責任です。原文もSFWAのページで公開されていますので、変だなと思ったら原文を参照していただき、私のほうにもご一報いただければ嬉しく思います。


── この作品はどんな人に読んで欲しいですか?


 あらゆるファンタジー、SF、ゲーム等の作家さん、そしてテーブルトークRPG等のマスターさんに。


── この作品の執筆にはどれくらい時間がかかりましたか?


 翻訳は相手のある作業で、ほんと時間かかりました。2カ月近くかかっています。


── この作品を書くにあたって影響を受けた作家や作品を教えて下さい。


 岸辺露伴(きしべ・ろはん)先生。


── 今後の活動予定を教えてください。


 先月のあとがきにも書きましたとおり、アマチュア作家さん向けのツールのガイド集を現在執筆中です。
 最近はパソコンやネット利用が普通になっているので、昔ながらの小説作法よりもうちょっとライトで具体的な今風の小説技法、フリーソフトの組み合わせで電子書籍化や『月刊群雛』に投稿するまでできちゃいますよ的なガイドブックの予定。乞うご期待♪です。
 さらにその本のスピンアウトというか製作中に生まれた中間生成物として、『yWriterで物語を書こう』も販売中。どんどん小説を書くことよりこうした方面に進んでしまってる気もしますけど、ちょっとづつ創作も進めてます。こちらも近々皆様にお届けできたらーと思っています。やりたいことはたくさん! でも時間がたりない今日このごろです。


神楽坂らせんさんの新作が掲載されている『月刊群雛 (GunSu) 2014年12月号』は、下記のリンク先からお求め下さい。誌面は縦書きです。