日本独立作家同盟は7月25日、マンガ家の鈴木みそ氏と、作家エージェントの佐渡島庸平氏を招き、「凡庸な作家のサバイバル戦略──結局どうすりゃ売れるのさ」を開催しました。
インターネットとデジタルプラットフォームの普及によって、個人作家でも作品を発表し、販売することは簡単になりました。しかし、そこで、どう自分の作品を埋没させず、読者の目に留めてもらい、ヒットへとつなげていくことができるのか?入り口は整備されたけれど、トンネルの出口は暗中模索というのが実情です。その状況は大手出版社とメジャー作家がKindleなどのデジタルプラットフォームの活用が進んだことでより顕著になっています。
そんな中、KDP作家として一世を風靡したマンガ家の鈴木みそ氏と、デジタル時代の作家エージェントとして注目を集める佐渡島庸平氏を招き、「ではいったいどうすれば作品は売れ、作家は生き残ることができるのか」という本音をぶつけ合っていただきました。「面白い作品を作れば売れる」という方程式が成り立たない現代における、作家のサバイバル術とはなにか?
Facebook、LINE、Twitter、メルマガなどの使い方、読者との付き合い方などを皮切りに、出版社との今後の契約はどうあるべきかにまで踏み込んで「作品を埋没させず、読者の目に留めてもらい、ヒットへとつなげていくことができるのか?」を本気で考えました。
このイベントの模様は、講演録(発行元:ボイジャー)としてまとめられています。